JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.lang.management
インタフェース RuntimeMXBean


public interface RuntimeMXBean

Java 仮想マシンの実行時システムの管理インタフェースです。

Java 仮想マシンは、このインタフェースの実装クラスの単一インスタンスを持ちます。このインタフェースを実装しているインスタンスは、ManagementFactory.getRuntimeMXBean() メソッドを呼び出して取得できる、あるいは platform MBeanServer メソッドから取得できる MXBean です。

MXBeanServer 内で実行時システムの MXBean を一意に識別するための ObjectName は以下のとおりです。

java.lang:type=Runtime

このインタフェースは、Java 仮想マシンのシステムプロパティーにアクセスする複数の簡易メソッドを定義します。

導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
JMX 仕様。, MXBean にアクセスする方法

メソッドの概要
 String getBootClassPath()
          ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索に使用するブートクラスパスを返します。
 String getClassPath()
          クラスファイルを検索するためにシステムのクラスローダーにより使用される Java クラスパスを返します。
 List<String> getInputArguments()
          main メソッドへの引数を持たない Java 仮想マシンに渡される入力引数を返します。
 String getLibraryPath()
          Java ライブラリパスを返します。
 String getManagementSpecVersion()
          実行している Java 仮想マシンにより実装された管理インタフェースの仕様のバージョンを返します。
 String getName()
          実行している Java 仮想マシンを表す名前を返します。
 String getSpecName()
          Java 仮想マシン仕様の名前を返します。
 String getSpecVendor()
          Java 仮想マシン仕様のベンダーを返します。
 String getSpecVersion()
          Java 仮想マシン仕様のバージョンを返します。
 long getStartTime()
          Java 仮想マシンの起動時間 (ミリ秒単位) を返します。
 Map<String,String> getSystemProperties()
          すべてのシステムプロパティーの名前と値のマップを返します。
 long getUptime()
          Java 仮想マシンの稼動時間 (ミリ秒単位) を返します。
 String getVmName()
          Java 仮想マシンの実装の名前を返します。
 String getVmVendor()
          Java 仮想マシン実装のベンダーを返します。
 String getVmVersion()
          Java 仮想マシン実装のバージョンを返します。
 boolean isBootClassPathSupported()
          ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索に使用するブートクラスパスメカニズムを Java 仮想マシンがサポートするかどうかをテストします。
 

メソッドの詳細

getName

String getName()
実行している Java 仮想マシンを表す名前を返します。返される名前は任意の文字列とすることができます。 また、Java 仮想マシンの実装では、返された名前文字列にプラットフォーム固有の役に立つ情報を組み込むように選択できます。実行している各仮想マシンには、異なる名前を付けることができます。

戻り値:
実行している Java 仮想マシンを表す名前

getVmName

String getVmName()
Java 仮想マシンの実装の名前を返します。このメソッドは System.getProperty("java.vm.name") と同等です。

戻り値:
Java 仮想マシンの実装名
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

getVmVendor

String getVmVendor()
Java 仮想マシン実装のベンダーを返します。このメソッドは System.getProperty("java.vm.vendor") と同等です。

戻り値:
Java 仮想マシン実装のベンダー
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

getVmVersion

String getVmVersion()
Java 仮想マシン実装のバージョンを返します。このメソッドは System.getProperty("java.vm.version") と同等です。

戻り値:
Java 仮想マシン実装のバージョン
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

getSpecName

String getSpecName()
Java 仮想マシン仕様の名前を返します。このメソッドは System.getProperty("java.vm.specification.name") と同等です。

戻り値:
Java 仮想マシンの仕様名
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

getSpecVendor

String getSpecVendor()
Java 仮想マシン仕様のベンダーを返します。このメソッドは System.getProperty("java.vm.specification.vendor") と同等です。

戻り値:
Java 仮想マシン仕様のベンダー
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

getSpecVersion

String getSpecVersion()
Java 仮想マシン仕様のバージョンを返します。このメソッドは System.getProperty("java.vm.specification.version") と同等です。

戻り値:
Java 仮想マシン仕様のバージョン
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

getManagementSpecVersion

String getManagementSpecVersion()
実行している Java 仮想マシンにより実装された管理インタフェースの仕様のバージョンを返します。

戻り値:
実行している Java 仮想マシンにより実装された 管理インタフェースの仕様のバージョン

getClassPath

String getClassPath()
クラスファイルを検索するためにシステムのクラスローダーにより使用される Java クラスパスを返します。このメソッドは System.getProperty("java.class.path") と同等です。

監視されている Java 仮想マシンのプラットフォームのパス区切り文字で区切られた、Java クラスパスの複数のパス

戻り値:
Java クラスパス
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

getLibraryPath

String getLibraryPath()
Java ライブラリパスを返します。このメソッドは System.getProperty("java.library.path") と同等です。

監視されている Java 仮想マシンのプラットフォームのパス区切り文字で区切られた、Java ライブラリパスの複数のパスです。

戻り値:
Java ライブラリパス
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合
関連項目:
SecurityManager.checkPropertyAccess(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String)

isBootClassPathSupported

boolean isBootClassPathSupported()
ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索に使用するブートクラスパスメカニズムを Java 仮想マシンがサポートするかどうかをテストします。

戻り値:
Java 仮想マシンがクラスパスメカニズムをサポートする場合は true、 そうでない場合は false

getBootClassPath

String getBootClassPath()
ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索に使用するブートクラスパスを返します。

Java 仮想マシンが実行されているプラットフォームのパス区切り文字で区切られたブートクラスパスの複数のパスです。

Java 仮想マシンの実装は、ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索に使用するブートクラスパスメカニズムをサポートしない場合があります。isBootClassPathSupported() メソッドを使って、Java 仮想マシンがこのメソッドをサポートするかどうかを判定できます。

戻り値:
ブートクラスパス
例外:
UnsupportedOperationException - Java 仮想マシンがこの操作をサポートしていない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在する場合で、呼び出し元が ManagementPermission("monitor") を持たない場合

getInputArguments

List<String> getInputArguments()
main メソッドへの引数を持たない Java 仮想マシンに渡される入力引数を返します。Java 仮想マシンへの入力引数がない場合、このメソッドは空のリストを返します。

一部の Java 仮想マシンの実装では、複数の異なるソースから入力引数を取得できます。入力引数には、「java」コマンド、環境変数、および構成ファイルなど、Java 仮想マシンを起動するアプリケーションから渡される引数があります。

一般に、「java」コマンドへのすべてのコマンドラインオプションが Java 仮想マシンに渡されるわけではありません。つまり、返された入力引数にすべてのコマンドラインオプションが含まれるわけではありません。

MBeanServer アクセス:
List のマップ型は、String[] です。

戻り値:
String オブジェクトのリスト。配列の各要素は、 Java 仮想マシンに渡される引数
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在する場合で、呼び出し元が ManagementPermission("monitor") を持たない場合

getUptime

long getUptime()
Java 仮想マシンの稼動時間 (ミリ秒単位) を返します。

戻り値:
Java 仮想マシンの稼動時間 (ミリ秒単位)

getStartTime

long getStartTime()
Java 仮想マシンの起動時間 (ミリ秒単位) を返します。このメソッドは、Java 仮想マシンが起動したときのおよその時間を返します。

戻り値:
Java 仮想マシンの起動時間 (ミリ秒単位)

getSystemProperties

Map<String,String> getSystemProperties()
すべてのシステムプロパティーの名前と値のマップを返します。このメソッドは System.getProperties() を呼び出し、すべてのシステムプロパティーを取得します。名前または値が String でないプロパティーは省略されます。

MBeanServer アクセス:
Map のマップ型は、次のように各行に 2 つの項目を持つ TabularData です。

項目名 項目の型
key String
value String

戻り値:
すべてのシステムプロパティーの名前と値のマップ
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、 checkPropertiesAccess メソッドが このシステムプロパティーへのアクセスを許可しない場合

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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