JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.security.spec
クラス ECFieldF2m

java.lang.Object
  上位を拡張 java.security.spec.ECFieldF2m
すべての実装されたインタフェース:
ECField

public class ECFieldF2m
extends Object
implements ECField

この不変なクラスは、楕円曲線 (EC) の標数 2 の有限体を定義します。

導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
ECField

コンストラクタの概要
ECFieldF2m(int m)
          楕円曲線の標数 2 の有限体 (要素数 2^m) を、標準基底 (normal basis) で作成します。
ECFieldF2m(int m, BigInteger rp)
          楕円曲線の標数 2 の有限体 (要素数 2^m) を、多項式基底 (polynomial basis) で作成します。
ECFieldF2m(int m, int[] ks)
          楕円曲線の標数 2 の有限体 (要素数 2^m) を、多項式基底 (polynomial basis) で作成します。
 
メソッドの概要
 boolean equals(Object obj)
          この有限体と指定されたオブジェクトとを比較し、両者が等しいかどうかを判定します。
 int getFieldSize()
          体のサイズ (ビット) を返します。
 int getM()
          この標数 2 の有限体の値 m を返します。
 int[] getMidTermsOfReductionPolynomial()
          多項式基底の場合は既約多項式の中間項の次数を含む整数配列を返し、標準基底の場合は null を返します。
 BigInteger getReductionPolynomial()
          多項式基底の場合は i 番目のビットが既約多項式の i 番目の係数に対応するような BigInteger を返し、標準基底の場合は null を返します。
 int hashCode()
          この標数 2 の有限体に対するハッシュコード値を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

ECFieldF2m

public ECFieldF2m(int m)
楕円曲線の標数 2 の有限体 (要素数 2^m) を、標準基底 (normal basis) で作成します。

パラメータ:
m - 要素数 2^m
例外:
IllegalArgumentException - m が正でない場合

ECFieldF2m

public ECFieldF2m(int m,
                  BigInteger rp)
楕円曲線の標数 2 の有限体 (要素数 2^m) を、多項式基底 (polynomial basis) で作成します。この体の既約多項式は rp に基づいており、その i 番目のビットが既約多項式の i 番目の係数に対応します。

注:有効な既約多項式は、3 項多項式 (X^m + X^k + 1。 ただし、m > k >= 1)、5 項多項式 (X^m + X^k3 + X^k2 + X^k1 + 1。

パラメータ:
m - 要素数 2^m
rp - BigInteger。 この値の i 番目のビットが既約多項式の i 番目の係数に対応する
例外:
NullPointerException - rp が null の場合
IllegalArgumentException - m が正でない場合、あるいは rp が有効な既約多項式を表していない場合

ECFieldF2m

public ECFieldF2m(int m,
                  int[] ks)
楕円曲線の標数 2 の有限体 (要素数 2^m) を、多項式基底 (polynomial basis) で作成します。この体の既約多項式は ks に基づいており、これには既約多項式の中間項の次数が含まれます。注:有効な既約多項式は、3 項多項式 (X^m + X^k + 1。 ただし、m > k >= 1)、または 5 項多項式 (X^m + X^k3 + X^k2 + X^k1 + 1。

パラメータ:
m - 要素数 2^m
ks - 既約多項式の中間項の次数。 この配列の内容は、後続の変更に影響されないようにコピーされる
例外:
NullPointerException - ks が null の場合
IllegalArgumentException - m が正でない場合、ks の長さが 1、3 のどちらでもない場合、または ks の各値が m-1 〜 1 (両端含む) に収まっていないかそれらの値が降順に並んでいない場合
メソッドの詳細

getFieldSize

public int getFieldSize()
体のサイズ (ビット) を返します。 この標数 2 の有限体の場合、その値は m になります。

定義:
インタフェース ECField 内の getFieldSize
戻り値:
体のサイズ (ビット)

getM

public int getM()
この標数 2 の有限体の値 m を返します。

戻り値:
mm が要素数の場合

getReductionPolynomial

public BigInteger getReductionPolynomial()
多項式基底の場合は i 番目のビットが既約多項式の i 番目の係数に対応するような BigInteger を返し、標準基底の場合は null を返します。

戻り値:
多項式基底の場合は i 番目のビットが既約多項式の i 番目の係数に対応するような BigInteger、標準基底の場合は null

getMidTermsOfReductionPolynomial

public int[] getMidTermsOfReductionPolynomial()
多項式基底の場合は既約多項式の中間項の次数を含む整数配列を返し、標準基底の場合は null を返します。

戻り値:
多項式基底の場合は既約多項式の中間項の次数を含む整数配列、標準基底の場合は null。 このメソッドが呼び出されるたびに新しい配列が返される

equals

public boolean equals(Object obj)
この有限体と指定されたオブジェクトとを比較し、両者が等しいかどうかを判定します。

オーバーライド:
クラス Object 内の equals
パラメータ:
obj - 比較対象のオブジェクト
戻り値:
obj が ECFieldF2m のインスタンスであり、かつ両者の m と既約多項式が一致する場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
Object.hashCode(), Hashtable

hashCode

public int hashCode()
この標数 2 の有限体に対するハッシュコード値を返します。

オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode
戻り値:
ハッシュコード値
関連項目:
Object.equals(java.lang.Object), Hashtable

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