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Standard Ed. 6

org.w3c.dom
インタフェース DOMImplementation


public interface DOMImplementation

DOMImplementation インタフェースは、文書オブジェクトモデルの特定のインスタンスに依存しない操作を実行するためのメソッドを多数提供します。

「Document Object Model (DOM) Level 3 Core Specification」を参照してください。


メソッドの概要
 Document createDocument(String namespaceURI, String qualifiedName, DocumentType doctype)
          指定された型の DOM Document オブジェクトとその文書要素を作成します。
 DocumentType createDocumentType(String qualifiedName, String publicId, String systemId)
          空の DocumentType ノードを作成します。
 Object getFeature(String feature, String version)
          このメソッドは、指定した機能とバージョンを持つ特殊な形式の API を、「DOM Features」で指定されたとおりに実装する特殊な形式のオブジェクトを返します。
 boolean hasFeature(String feature, String version)
          DOM 実装が特定の機能とバージョンを「DOM Features」で指定されたとおりに実装しているかどうかをテストします。
 

メソッドの詳細

hasFeature

boolean hasFeature(String feature,
                   String version)
DOM 実装が特定の機能とバージョンを「DOM Features」で指定されたとおりに実装しているかどうかをテストします。

パラメータ:
feature - テストする機能の名前
version - テストする機能のバージョン番号
戻り値:
指定されたバージョンの機能が実装されている場合は true、 そうでない場合は false

createDocumentType

DocumentType createDocumentType(String qualifiedName,
                                String publicId,
                                String systemId)
                                throws DOMException
空の DocumentType ノードを作成します。エンティティー宣言およびエンティティー指定 (表記法指定) は使用できません。エンティティー参照の拡張およびデフォルト属性の追加は行われません。

パラメータ:
qualifiedName - 作成する文書型の 修飾名
publicId - 外部サブセットの公開識別子
systemId - 外部サブセットのシステム識別子
戻り値:
Node.ownerDocumentnull に設定されている新しい DocumentType ノード
例外:
DOMException - INVALID_CHARACTER_ERR:指定された修飾名が 「XML 1.0」に定められている XML 名ではない場合
NAMESPACE_ERR:qualifiedName が不正な修飾名である 場合
NOT_SUPPORTED_ERR:実装が「XML」機能をサポートしておらず、 文書を通じて公開された言語が XML 名前空間 (「HTML 4.01」など) をサポートしていない場合
導入されたバージョン:
DOM Level 2

createDocument

Document createDocument(String namespaceURI,
                        String qualifiedName,
                        DocumentType doctype)
                        throws DOMException
指定された型の DOM Document オブジェクトとその文書要素を作成します。所定の DocumentType を基に文書が作成され、実装では、「HTML」の「DOM Level 2 HTML」などの「コア」よりもさらに機能をサポートする特殊な形式の Document オブジェクトをインスタンス化できることに注意してください。一方、文書が作成されたあとに DocumentType を設定すると、このような操作はできなくなります。代わりに、createHTMLDocument「DOM Level 2 HTML」などの特化された Document 作成メソッドを使用して、特殊な型の Document オブジェクトを取得できます。

パラメータ:
namespaceURI - 作成する文書要素の名前空間 URI、 あるいは、null
qualifiedName - 作成する文書要素の修飾名、 あるいは null
doctype - 作成される文書の型または nulldoctypenull でない場合、 作成される文書にはその Node.ownerDocument 属性が 設定される
戻り値:
文書要素を含む新しい Document オブジェクト。 NamespaceURIqualifiedName および doctypenull である場合、 返される Document は空で文書要素は含まれない
例外:
DOMException - INVALID_CHARACTER_ERR:指定された修飾名が 「XML 1.0」に定められている XML 名ではない場合
NAMESPACE_ERR:qualifiedName が不正な修飾名である 場合。qualifiedName が接頭辞を持ち、 namespaceURInull である場合。または、 qualifiedNamenull であり、 namespaceURInull ではない場合。あるいは qualifiedName が接頭辞「xml」を持ち、 namespaceURI 「http://www.w3.org/XML/1998/namespace」XML 名前空間とは異なる場合。 もしくは、XML によって名前空間が定義されていたため、 DOM 実装が「XML」機能をサポートせず、 null 以外の名前空間 URI が指定された場合
WRONG_DOCUMENT_ERR:doctype が異なる文書ですでに使用されていた場合、 あるいは異なる実装から作成された 場合
NOT_SUPPORTED_ERR:実装が「XML」機能をサポートしておらず、 文書を通じて公開された言語が XML 名前空間 (「HTML 4.01」など) をサポートしていない場合
導入されたバージョン:
DOM Level 2

getFeature

Object getFeature(String feature,
                  String version)
このメソッドは、指定した機能とバージョンを持つ特殊な形式の API を、「DOM Features」で指定されたとおりに実装する特殊な形式のオブジェクトを返します。特殊な形式のオブジェクトは、バインディング固有のキャスティングメソッドを使用して取得することもできますが、必ずしも説明されているようにはいきません。このメソッドを使用すると、実装では DOMImplementation インタフェースをサポートしない特殊な形式のオブジェクトを利用できます。

パラメータ:
feature - 要求された機能の名前。機能名の前に 追加されるプラス記号「+」は、 このメソッドのコンテキストでは有意ではないので無視される
version - テストする機能のバージョン番号
戻り値:
指定された機能とバージョンの特殊な形式の API を実装するオブジェクト (存在する場合)。指定された機能に関連付けられた インタフェースを実装するオブジェクトが存在しない場合は null。このメソッドによって返される DOMObjectDOMImplementation インタフェースを実装する場合、 主要コア DOMImplementation に委譲し、 主要コア DOMImplementation と整合しない結果 (hasFeaturegetFeature など) を返さないようにする 必要がある
導入されたバージョン:
DOM Level 3

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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