JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.util.concurrent
インタフェース BlockingDeque<E>

型パラメータ:
E - コレクション内に存在する要素の型
すべてのスーパーインタフェース:
BlockingQueue<E>, Collection<E>, Deque<E>, Iterable<E>, Queue<E>
既知の実装クラスの一覧:
LinkedBlockingDeque

public interface BlockingDeque<E>
extends BlockingQueue<E>, Deque<E>

要素の取得時に両端キューが空でなくなるまで待機したり、要素の格納時に両端キュー内に空きが生じるまで待機するブロック操作を追加でサポートしたりする Deque です。

BlockingDeque メソッドには 4 つの形式があり、すぐには達成できなくても将来のある時点で達成できる可能性がある操作を異なる方法で処理します。1 つめは例外をスローし、2 つめは特殊な値 (操作に応じて nullfalse のいずれか) を返し、3 つめは操作が正常に完了するまで現在のスレッドを無期限にブロックし、4 つめは処理を中止するまで指定された制限時間内のみブロックします。これらのメソッドについて、次の表にまとめます。

最初の要素 (先頭)
例外をスローする 特殊な値 ブロック タイムアウト
挿入 addFirst(e) offerFirst(e) putFirst(e) offerFirst(e, time, unit)
削除 removeFirst() pollFirst() takeFirst() pollFirst(time, unit)
検査 getFirst() peekFirst() 適用外 適用外
最後の要素 (末尾)
例外をスローする 特殊な値 ブロック タイムアウト
挿入 addLast(e) offerLast(e) putLast(e) offerLast(e, time, unit)
削除 removeLast() pollLast() takeLast() pollLast(time, unit)
検査 getLast() peekLast() 適用外 適用外

BlockingQueue と同様、BlockingDeque はスレッドセーフであり、null 要素を許容しません。また、容量が制限されていることも制限されていないこともあります。

BlockingDeque 実装は、FIFO の BlockingQueue として直接使用されることがあります。BlockingQueue インタフェースから継承されたメソッドは、次の表に示すように BlockingDeque メソッドとまったくの等価です。

BlockingQueue メソッド 同等の BlockingDeque メソッド
挿入
add(e) addLast(e)
offer(e) offerLast(e)
put(e) putLast(e)
offer(e, time, unit) offerLast(e, time, unit)
削除
remove() removeFirst()
poll() pollFirst()
take() takeFirst()
poll(time, unit) pollFirst(time, unit)
検査
element() getFirst()
peek() peekFirst()

メモリー整合性効果:ほかの並行処理コレクションと同様、オブジェクトを BlockingDeque に配置する前のスレッド内のアクションは、別のスレッドでのその要素へのアクセスまたは BlockingDeque からの削除に続くアクションよりも「前に発生」します。

このインタフェースは、Java Collections Framework のメンバーです。

導入されたバージョン:
1.6

メソッドの概要
 boolean add(E e)
          指定された要素を、この両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に、容量制限に違反することなしにすぐに挿入できる場合には、そうします。
 void addFirst(E e)
          容量制限に違反することなく指定された要素をこの両端キューの先頭にすぐに挿入できる場合には、そうします。
 void addLast(E e)
          容量制限に違反することなしに指定された要素をこの両端キューの末尾にすぐに挿入できる場合には、そうします。
 boolean contains(Object o)
          指定された要素がこの両端キューに含まれている場合に true を返します。
 E element()
          この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得しますが、削除しません。
 Iterator<E> iterator()
          この両端キュー内の要素を適切な順序で繰り返し処理する反復子を返します。
 boolean offer(E e)
          指定された要素を、この両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に、容量制限に違反することなしにすぐに挿入できる場合には、そうします。
 boolean offer(E e, long timeout, TimeUnit unit)
          指定された要素をこの両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に挿入します。
 boolean offerFirst(E e)
          容量制限に違反することなしに指定された要素をこの両端キューの先頭にすぐに挿入できる場合には、そうします。
 boolean offerFirst(E e, long timeout, TimeUnit unit)
          指定された要素をこの両端キューの先頭に挿入します。
 boolean offerLast(E e)
          容量制限に違反することなしに指定された要素をこの両端キューの末尾にすぐに挿入できる場合には、そうします。
 boolean offerLast(E e, long timeout, TimeUnit unit)
          指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。
 E peek()
          この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得しますが、削除しません。
 E poll()
          この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。
 E poll(long timeout, TimeUnit unit)
          この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。
 E pollFirst(long timeout, TimeUnit unit)
          この両端キューの最初の要素を取得して削除します。
 E pollLast(long timeout, TimeUnit unit)
          この両端キューの最後の要素を取得して削除します。
 void push(E e)
          この両端キューで表されるスタックに要素を入れます。
 void put(E e)
          指定された要素をこの両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に挿入します。
 void putFirst(E e)
          指定された要素をこの両端キューの先頭に挿入します。
 void putLast(E e)
          指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。
 E remove()
          この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。
 boolean remove(Object o)
          指定された要素のうち最初に出現したものを、この両端キューから削除します。
 boolean removeFirstOccurrence(Object o)
          指定された要素のうち最初に出現したものを、この両端キューから削除します。
 boolean removeLastOccurrence(Object o)
          指定された要素のうち最後に出現したものを、この両端キューから削除します。
 int size()
          この両端キュー内の要素の数を返します。
 E take()
          この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。
 E takeFirst()
          この両端キューの最初の要素を取得して削除します。
 E takeLast()
          この両端キューの最後の要素を取得して削除します。
 
インタフェース java.util.concurrent.BlockingQueue から継承されたメソッド
drainTo, drainTo, remainingCapacity
 
インタフェース java.util.Deque から継承されたメソッド
descendingIterator, getFirst, getLast, peekFirst, peekLast, pollFirst, pollLast, pop, removeFirst, removeLast
 
インタフェース java.util.Collection から継承されたメソッド
addAll, clear, containsAll, equals, hashCode, isEmpty, removeAll, retainAll, toArray, toArray
 

メソッドの詳細

addFirst

void addFirst(E e)
容量制限に違反することなく指定された要素をこの両端キューの先頭にすぐに挿入できる場合には、そうします。使用可能な空き領域がその時点で存在しない場合は IllegalStateException をスローします。容量制限のある両端キューを使用する場合、通常は offerFirst を使用することをお勧めします。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の addFirst
パラメータ:
e - 追加する要素
例外:
IllegalStateException - 容量制限が原因でこの時点で要素を追加できない場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

addLast

void addLast(E e)
容量制限に違反することなしに指定された要素をこの両端キューの末尾にすぐに挿入できる場合には、そうします。使用可能な空き領域がその時点で存在しない場合は IllegalStateException をスローします。容量制限のある両端キューを使用する場合、通常は offerLast を使用することをお勧めします。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の addLast
パラメータ:
e - 追加する要素
例外:
IllegalStateException - 容量制限が原因でこの時点で要素を追加できない場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

offerFirst

boolean offerFirst(E e)
容量制限に違反することなしに指定された要素をこの両端キューの先頭にすぐに挿入できる場合には、そうします。成功した場合は true を返し、使用可能な空き領域がその時点で存在しない場合は false を返します。容量制限のある両端キューを使用する場合、通常は、要素の挿入に失敗した場合に例外をスローするだけの addFirst メソッドよりもこのメソッドを使用することをお勧めします。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の offerFirst
パラメータ:
e - 追加する要素
戻り値:
要素がこの両端キューに追加された場合は true、そうでない場合は false
例外:
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

offerLast

boolean offerLast(E e)
容量制限に違反することなしに指定された要素をこの両端キューの末尾にすぐに挿入できる場合には、そうします。成功した場合は true を返し、使用可能な空き領域がその時点で存在しない場合は false を返します。容量制限のある両端キューを使用する場合、通常は、要素の挿入に失敗した場合に例外をスローするだけの addLast メソッドよりもこのメソッドを使用することをお勧めします。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の offerLast
パラメータ:
e - 追加する要素
戻り値:
要素がこの両端キューに追加された場合は true、そうでない場合は false
例外:
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

putFirst

void putFirst(E e)
              throws InterruptedException
指定された要素をこの両端キューの先頭に挿入します。必要に応じて、空きが生じるまで待機します。

パラメータ:
e - 追加する要素
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

putLast

void putLast(E e)
             throws InterruptedException
指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。必要に応じて、空きが生じるまで待機します。

パラメータ:
e - 追加する要素
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

offerFirst

boolean offerFirst(E e,
                   long timeout,
                   TimeUnit unit)
                   throws InterruptedException
指定された要素をこの両端キューの先頭に挿入します。必要に応じて、指定された待機時間まで空きが生じるのを待機します。

パラメータ:
e - 追加する要素
timeout - 処理を中止するまでの待機時間。単位は unit
unit - timeout パラメータの解釈方法を決定する TimeUnit
戻り値:
成功した場合は true、空きが生じる前に指定された待機時間が経過した場合は false
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

offerLast

boolean offerLast(E e,
                  long timeout,
                  TimeUnit unit)
                  throws InterruptedException
指定された要素をこの両端キューの末尾に挿入します。必要に応じて、指定された待機時間まで空きが生じるのを待機します。

パラメータ:
e - 追加する要素
timeout - 処理を中止するまでの待機時間。単位は unit
unit - timeout パラメータの解釈方法を決定する TimeUnit
戻り値:
成功した場合は true、空きが生じる前に指定された待機時間が経過した場合は false
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

takeFirst

E takeFirst()
            throws InterruptedException
この両端キューの最初の要素を取得して削除します。必要に応じて、要素が利用可能になるまで待機します。

戻り値:
この両端キューの先頭
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合

takeLast

E takeLast()
           throws InterruptedException
この両端キューの最後の要素を取得して削除します。必要に応じて、要素が利用可能になるまで待機します。

戻り値:
この両端キューの末尾
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合

pollFirst

E pollFirst(long timeout,
            TimeUnit unit)
            throws InterruptedException
この両端キューの最初の要素を取得して削除します。必要に応じて、指定された待機時間まで要素が利用可能になるのを待機します。

パラメータ:
timeout - 処理を中止するまでの待機時間。単位は unit
unit - timeout パラメータの解釈方法を決定する TimeUnit
戻り値:
この両端キューの先頭、要素が利用可能になる前に指定された待機時間が経過した場合は null
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合

pollLast

E pollLast(long timeout,
           TimeUnit unit)
           throws InterruptedException
この両端キューの最後の要素を取得して削除します。必要に応じて、指定された待機時間まで要素が利用可能になるのを待機します。

パラメータ:
timeout - 処理を中止するまでの待機時間。単位は unit
unit - timeout パラメータの解釈方法を決定する TimeUnit
戻り値:
この両端キューの末尾、要素が利用可能になる前に指定された待機時間が経過した場合は null
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合

removeFirstOccurrence

boolean removeFirstOccurrence(Object o)
指定された要素のうち最初に出現したものを、この両端キューから削除します。その要素が両端キューにない場合、変更はありません。つまり、o.equals(e) となる最初の要素 e が存在する場合は、その要素を削除します。指定された要素が両端キュー内にあった場合 (両端キューが呼び出しの結果として変更された場合) は、true を返します。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の removeFirstOccurrence
パラメータ:
o - この両端キューから削除される要素 (その要素が存在する場合)
戻り値:
この呼び出しの結果、要素が削除された場合は true
例外:
ClassCastException - 指定された要素のクラスが、この両端キューと互換でない場合 (省略可能)
NullPointerException - 指定された要素が null である場合 (省略可能)

removeLastOccurrence

boolean removeLastOccurrence(Object o)
指定された要素のうち最後に出現したものを、この両端キューから削除します。その要素が両端キューにない場合、変更はありません。つまり、o.equals(e) となる最後の要素 e が存在する場合は、その要素を削除します。指定された要素が両端キュー内にあった場合 (両端キューが呼び出しの結果として変更された場合) は、true を返します。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の removeLastOccurrence
パラメータ:
o - この両端キューから削除される要素 (その要素が存在する場合)
戻り値:
この呼び出しの結果、要素が削除された場合は true
例外:
ClassCastException - 指定された要素のクラスが、この両端キューと互換でない場合 (省略可能)
NullPointerException - 指定された要素が null である場合 (省略可能)

add

boolean add(E e)
指定された要素を、この両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に、容量制限に違反することなしにすぐに挿入できる場合には、そうします。成功した場合は true を返し、使用可能な空き領域がその時点で存在しない場合は IllegalStateException をスローします。容量制限のある両端キューを使用する場合、通常は offer を使用することをお勧めします。

このメソッドは、addLast と同等です。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の add
定義:
インタフェース Collection<E> 内の add
定義:
インタフェース Deque<E> 内の add
定義:
インタフェース Queue<E> 内の add
パラメータ:
e - 追加する要素
戻り値:
true (Collection.add(E) で指定されているとおり)
例外:
IllegalStateException - 容量制限が原因でこの時点で要素を追加できない場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

offer

boolean offer(E e)
指定された要素を、この両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に、容量制限に違反することなしにすぐに挿入できる場合には、そうします。成功した場合は true を返し、使用可能な空き領域がその時点で存在しない場合は false を返します。容量制限のある両端キューを使用する場合、通常は、要素の挿入に失敗した場合に例外をスローするだけの add(E) メソッドよりもこのメソッドを使用することをお勧めします。

このメソッドは、offerLast と同等です。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の offer
定義:
インタフェース Deque<E> 内の offer
定義:
インタフェース Queue<E> 内の offer
パラメータ:
e - 追加する要素
戻り値:
このキューに要素が追加された場合は true、それ以外の場合は false
例外:
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

put

void put(E e)
         throws InterruptedException
指定された要素をこの両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に挿入します。必要に応じて、空きが生じるまで待機します。

このメソッドは、putLast と同等です。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の put
パラメータ:
e - 追加する要素
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

offer

boolean offer(E e,
              long timeout,
              TimeUnit unit)
              throws InterruptedException
指定された要素をこの両端キューで表されるキュー (つまり、この両端キューの末尾) に挿入します。必要に応じて、指定された待機時間まで空きが生じるのを待機します。

このメソッドは、offerLast と同等です。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の offer
パラメータ:
e - 追加する要素
timeout - 処理を中止するまでの待機時間。単位は unit
unit - timeout パラメータの解釈方法を決定する TimeUnit
戻り値:
要素がこの両端キューに追加された場合は true、そうでない場合は false
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

remove

E remove()
この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。このメソッドは、両端キューが空の場合に例外をスローする点のみが poll と異なります。

このメソッドは、removeFirst と同等です。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の remove
定義:
インタフェース Queue<E> 内の remove
戻り値:
この両端キューで表されるキューの先頭
例外:
NoSuchElementException - この両端キューが空の場合

poll

E poll()
この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。両端キューが空の場合は、null を返します。

このメソッドは、Deque.pollFirst() と同等です。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の poll
定義:
インタフェース Queue<E> 内の poll
戻り値:
両端キューの先頭。両端キューが空の場合は null

take

E take()
       throws InterruptedException
この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。必要に応じて、要素が利用可能になるまで待機します。

このメソッドは、takeFirst と同等です。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の take
戻り値:
この両端キューの先頭
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合

poll

E poll(long timeout,
       TimeUnit unit)
       throws InterruptedException
この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得して削除します。必要に応じて、指定された待機時間まで要素が利用可能になるのを待機します。

このメソッドは、pollFirst と同等です。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の poll
パラメータ:
timeout - 処理を中止するまでの待機時間。単位は unit
unit - timeout パラメータの解釈方法を決定する TimeUnit
戻り値:
この両端キューの先頭、要素が利用可能になる前に指定された待機時間が経過した場合は null
例外:
InterruptedException - 待機中に割り込みが発生した場合

element

E element()
この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得しますが、削除しません。このメソッドは、両端キューが空の場合に例外をスローする点のみが peek と異なります。

このメソッドは、getFirst と同等です。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の element
定義:
インタフェース Queue<E> 内の element
戻り値:
この両端キューの先頭
例外:
NoSuchElementException - この両端キューが空の場合

peek

E peek()
この両端キューによって表されるキューの先頭 (つまり、この両端キューの最初の要素) を取得しますが、削除しません。両端キューが空の場合は、null を返します。

このメソッドは、peekFirst と同等です。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の peek
定義:
インタフェース Queue<E> 内の peek
戻り値:
両端キューの先頭。両端キューが空の場合は null

remove

boolean remove(Object o)
指定された要素のうち最初に出現したものを、この両端キューから削除します。その要素が両端キューにない場合、変更はありません。つまり、o.equals(e) となる最初の要素 e が存在する場合は、その要素を削除します。指定された要素が両端キュー内にあった場合 (両端キューが呼び出しの結果として変更された場合) は、true を返します。

このメソッドは、removeFirstOccurrence と同等です。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の remove
定義:
インタフェース Collection<E> 内の remove
定義:
インタフェース Deque<E> 内の remove
パラメータ:
o - この両端キューから削除される要素 (その要素が存在する場合)
戻り値:
この呼び出しの結果、この両端キューが変更された場合は true
例外:
ClassCastException - 指定された要素のクラスが、この両端キューと互換でない場合 (省略可能)
NullPointerException - 指定された要素が null である場合 (省略可能)

contains

boolean contains(Object o)
指定された要素がこの両端キューに含まれている場合に true を返します。つまり、両端キューに、o.equals(e) となる要素 e が 1 つ以上含まれている場合にだけ true を返します。

定義:
インタフェース BlockingQueue<E> 内の contains
定義:
インタフェース Collection<E> 内の contains
定義:
インタフェース Deque<E> 内の contains
パラメータ:
o - この両端キューに含まれているかどうかを調べるオブジェクト
戻り値:
指定された要素がこの両端キューに含まれている場合は true
例外:
ClassCastException - 指定された要素のクラスが、この両端キューと互換でない場合 (省略可能)
NullPointerException - 指定された要素が null である場合 (省略可能)

size

int size()
この両端キュー内の要素の数を返します。

定義:
インタフェース Collection<E> 内の size
定義:
インタフェース Deque<E> 内の size
戻り値:
この両端キュー内の要素の数

iterator

Iterator<E> iterator()
この両端キュー内の要素を適切な順序で繰り返し処理する反復子を返します。要素は最初 (先頭) から最後 (末尾) の順に返されます。

定義:
インタフェース Collection<E> 内の iterator
定義:
インタフェース Deque<E> 内の iterator
定義:
インタフェース Iterable<E> 内の iterator
戻り値:
両端キュー内の要素を適切な順序で繰り返し処理する反復子

push

void push(E e)
この両端キューで表されるスタックに要素を入れます。つまり、容量制限に違反しないかぎり、要素をこの両端キューの先頭に挿入します。

このメソッドは、addFirst と同等です。

定義:
インタフェース Deque<E> 内の push
パラメータ:
e - プッシュする要素
例外:
IllegalStateException - 容量制限が原因でこの時点で要素を追加できない場合
ClassCastException - 指定された要素のクラスが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合
NullPointerException - 指定された要素が null である場合
IllegalArgumentException - 指定された要素のあるプロパティーが原因で、この両端キューに要素を追加できない場合

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