JavaTM Platform
Standard Ed. 6

javax.xml.namespace
インタフェース NamespaceContext


public interface NamespaceContext

読み込み専用 XML 名前空間コンテキスト処理のインタフェースです。

 

XML 名前空間には以下のプロパティーがあります。

 

例:<element xmlns:prefix="http://Namespace-name-URI">

 

すべての get*(*) メソッドは名前空間 URI および接頭辞の解決の現在のスコープで動作します。

 

名前空間 URI は現在のスコープ内の複数の接頭辞にバインドできます。この状況は複数の XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns") 名前空間宣言が同じ開始タグ内にあり、同じ名前空間 URI を参照している場合に起こる可能性があります。 次に例を示します。

 <element xmlns:prefix1="http://Namespace-name-URI"
          xmlns:prefix2="http://Namespace-name-URI">
 
さらに、この状況は、論理親要素階層の複数の XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns") 名前空間宣言で、同じ名前空間 URI を使用している場合にも起こる可能性があります。 次に例を示します。
 <parent xmlns:prefix1="http://Namespace-name-URI">
   <child xmlns:prefix2="http://Namespace-name-URI">
     ...
   </child>
 </parent>
 

 

接頭辞は現在のスコープ内の単一の名前空間 URI にのみバインドできます。

導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
共通 XML 値の宣言用の javax.xml.XMLConstants, 「XML Schema Part2:Datatypes」, 「Namespaces in XML」, 「Namespaces in XML Errata」

メソッドの概要
 String getNamespaceURI(String prefix)
          現在のスコープ内の接頭辞にバインドされている名前空間 URI を取得します。
 String getPrefix(String namespaceURI)
          現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされている接頭辞を取得します。
 Iterator getPrefixes(String namespaceURI)
          現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされているすべての接頭辞を取得します。
 

メソッドの詳細

getNamespaceURI

String getNamespaceURI(String prefix)

現在のスコープ内の接頭辞にバインドされている名前空間 URI を取得します。

 

接頭辞によって名前空間 URI を要求する場合に、以下の表に、可能性のあるすべての接頭辞の値に対して、返される名前空間 URI 値を示します。

指定された接頭辞に対する getNamespaceURI(prefix) の戻り値
接頭辞パラメータ 名前空間 URI 戻り値
DEFAULT_NS_PREFIX ("") 現在のスコープ内のデフォルトの名前空間 URI または現在のスコープ内にデフォルトの名前空間 URI がない場合に XMLConstants.NULL_NS_URI("")
バインドされた接頭辞 現在のスコープ内の接頭辞にバインドされた名前空間 URI
バインドされていない接頭辞 XMLConstants.NULL_NS_URI("")
XMLConstants.XML_NS_PREFIX ("xml") XMLConstants.XML_NS_URI ("http://www.w3.org/XML/1998/namespace")
XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns") XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE_NS_URI ("http://www.w3.org/2000/xmlns/")
null IllegalArgumentException がスローされる

パラメータ:
prefix - 検索する接頭辞
戻り値:
現在のスコープ内の接頭辞にバインドされた名前空間 URI
例外:
IllegalArgumentException - prefixnull の場合

getPrefix

String getPrefix(String namespaceURI)

現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされている接頭辞を取得します。

 

現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされているすべての接頭辞を取得するには、getPrefixes(String namespaceURI) を使用します。

 

名前空間 URI によって接頭辞を要求する場合に、以下の表に、すべての名前空間 URI 値に対して、返される接頭辞の値を示します。

指定した名前空間 URI に対する getPrefix(namespaceURI) 戻り値
名前空間 URI パラメータ 返される接頭辞の値
<デフォルトの名前空間 URI> XMLConstants.DEFAULT_NS_PREFIX ("")
バインドされた名前空間 URI 現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされた接頭辞。 現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされた接頭辞が複数ある場合は、単一の任意の接頭辞 (この選択は実装依存) が返される。
バインドされていない名前空間 URI null
XMLConstants.XML_NS_URI ("http://www.w3.org/XML/1998/namespace") XMLConstants.XML_NS_PREFIX ("xml")
XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE_NS_URI ("http://www.w3.org/2000/xmlns/") XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns")
null IllegalArgumentException がスローされる

パラメータ:
namespaceURI - 検索する名前空間のURI
戻り値:
現在のコンテキスト内の名前空間 URI にバインドされた接頭辞
例外:
IllegalArgumentException - namespaceURInull の場合

getPrefixes

Iterator getPrefixes(String namespaceURI)

現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされているすべての接頭辞を取得します。

 

String 要素の Iterator が任意の実装依存順で返されます。

 

Iteratorは「変更不可能」です。 たとえば remove() メソッドは UnsupportedOperationException をスローします。

 

名前空間 URI によって接頭辞を要求する場合に、以下の表に、すべての名前空間 URI 値に対して、返される接頭辞の値を示します。

指定された名前空間 URI に対する getPrefixes(namespaceURI) 戻り値
名前空間 URI パラメータ 返される接頭辞の値
<デフォルトの名前空間 URI> を含むバインドされた名前空間 URI 任意の 実装依存 順で現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされたIterator
バインドされていない名前空間 URI 空の Iterator
XMLConstants.XML_NS_URI ("http://www.w3.org/XML/1998/namespace") 1 つの要素が XMLConstants.XML_NS_PREFIX ("xml") に設定された Iterator
XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE_NS_URI ("http://www.w3.org/2000/xmlns/") 1 つの要素が XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns") に設定された Iterator
null IllegalArgumentException がスローされる

パラメータ:
namespaceURI - 検索する名前空間のURI
戻り値:
現在のスコープ内の名前空間 URI にバインドされている すべての接頭辞の Iterator
例外:
IllegalArgumentException - namespaceURInull の場合

JavaTM Platform
Standard Ed. 6

バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

Copyright 2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Use is subject to license terms. Documentation Redistribution Policy も参照してください。