JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.awt.image
クラス BandCombineOp

java.lang.Object
  上位を拡張 java.awt.image.BandCombineOp
すべての実装されたインタフェース:
RasterOp

public class BandCombineOp
extends Object
implements RasterOp

このクラスは、指定された行列を使用して、Raster 内でバンドの任意の線形の組み合わせを実行します。  

行列の幅を、転送元 Raster 内のバンド数と等しくする必要があります (任意で 1 を加算)。バンド数よりも行列内の列が 1 つ多い場合は、ピクセルを表すバンドサンプルのベクトルの最後に暗黙の 1 が存在します。行列の高さを、転送先内のバンド数と等しくする必要があります。  

たとえば、3 バンドの Raster は、Raster の 2 番目のバンドを反転させるため、各ピクセルに適用される以下の変換を保持します。

   [ 1.0   0.0   0.0    0.0  ]     [ b1 ]    
   [ 0.0  -1.0   0.0  255.0  ]  x  [ b2 ]
   [ 0.0   0.0   1.0    0.0  ]     [ b3 ]
                                   [ 1 ]
 

転送元と転送先には、同じオブジェクトを指定できます。


コンストラクタの概要
BandCombineOp(float[][] matrix, RenderingHints hints)
          指定された行列で、BandCombineOp を構築します。
 
メソッドの概要
 WritableRaster createCompatibleDestRaster(Raster src)
          正しいサイズおよびバンド数で、ゼロ化された転送先 Raster を作成します。
 WritableRaster filter(Raster src, WritableRaster dst)
          コンストラクタで指定された行列を使用して、Raster を変換します。
 Rectangle2D getBounds2D(Raster src)
          変換された転送先のバウンディングボックスを返します。
 float[][] getMatrix()
          線形組み合わせ行列のコピーを返します。
 Point2D getPoint2D(Point2D srcPt, Point2D dstPt)
          指定された転送元 Raster 内のポイントに対応する、転送先のポイントの位置を返します。
 RenderingHints getRenderingHints()
          このオペレーションの描画ヒントを返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

BandCombineOp

public BandCombineOp(float[][] matrix,
                     RenderingHints hints)
指定された行列で、BandCombineOp を構築します。行列の幅を、転送元 Raster 内のバンド数と等しくする必要があります (任意で 1 を加算)。バンド数よりも行列内の列が 1 つ多い場合は、ピクセルを表すバンドサンプルのベクトルの最後に暗黙の 1 が存在します。行列の高さを、転送先内のバンド数と等しくする必要があります。  

最初の下付き文字は行インデックスで、2 番目の下付き文字は列インデックスです。このオペレーションは現在定義されているどの描画ヒントも使用しません。 RenderingHints 引数は null になります。

パラメータ:
matrix - バンド結合オペレーションに使用する行列
hints - このオペレーションに使用される RenderingHints オブジェクト。 現在使用されていないため null になる
メソッドの詳細

getMatrix

public final float[][] getMatrix()
線形組み合わせ行列のコピーを返します。

戻り値:
このバンド結合オペレーションに関連した行列

filter

public WritableRaster filter(Raster src,
                             WritableRaster dst)
コンストラクタで指定された行列を使用して、Raster を変換します。転送元または転送先のバンド数が行列と互換性がない場合は、IllegalArgumentException がスローされます。詳細は、クラスのコメントを参照してください。  

転送先が null の場合は、行列の行数と等しいバンド数で作成されます。オペレーションによってデータのオーバーフローが発生しても例外はスローされません。

定義:
インタフェース RasterOp 内の filter
パラメータ:
src - フィルタ処理される Raster
dst - フィルタ処理の結果を格納する Raster
戻り値:
フィルタされた Raster
例外:
IllegalArgumentException - 転送元または転送先のバンド数が 行列と互換性がない場合

getBounds2D

public final Rectangle2D getBounds2D(Raster src)
変換された転送先のバウンディングボックスを返します。これは幾何学的な操作ではないので、転送元と転送先のバウンディングボックスは同一です。転送元のバンド数が行列と互換性がない場合は、IllegalArgumentException がスローされます。詳細は、クラスのコメントを参照してください。

定義:
インタフェース RasterOp 内の getBounds2D
パラメータ:
src - フィルタ処理される Raster
戻り値:
転送先イメージのバウンディングボックスを表す Rectangle2D
例外:
IllegalArgumentException - 転送元のバンド数が 行列と互換性がない場合

createCompatibleDestRaster

public WritableRaster createCompatibleDestRaster(Raster src)
正しいサイズおよびバンド数で、ゼロ化された転送先 Raster を作成します。転送元のバンド数が行列と互換性がない場合は、IllegalArgumentException がスローされます。詳細は、クラスのコメントを参照してください。

定義:
インタフェース RasterOp 内の createCompatibleDestRaster
パラメータ:
src - フィルタ処理される Raster
戻り値:
ゼロ化された転送先の Raster

getPoint2D

public final Point2D getPoint2D(Point2D srcPt,
                                Point2D dstPt)
指定された転送元 Raster 内のポイントに対応する、転送先のポイントの位置を返します。dstPt が指定されている場合、その dstPt が戻り値を保持します。幾何学的な操作ではないため、返されるポイントは srcPt と等しくなります。

定義:
インタフェース RasterOp 内の getPoint2D
パラメータ:
srcPt - 転送元 Raster のポイントを表す Point2D
dstPt - 結果が格納される Point2D
戻り値:
指定された転送元イメージのポイントに対応する 転送先イメージの Point2D

getRenderingHints

public final RenderingHints getRenderingHints()
このオペレーションの描画ヒントを返します。

定義:
インタフェース RasterOp 内の getRenderingHints
戻り値:
このオペレーションに関連した RenderingHints オブジェクトヒントが設定されていない場合は null を返します。

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